香爐 三段重ね龍鳳凰文
コウロ サンダンガサネリュウホウオウモン
福島 武山
赤絵細描
磁器
17.5×11.5×11.5
1986
この香炉は三つ重ねて一体となります。白磁は細工物の名工・白水作。35年ほど前の作品です。赤絵は小さく丸いものに描くのが難しいです。この白磁は作りが入り組んでいて、筆が入らない、自由に動かせないのを、焦ることなく気持ちを落ち着かせて仕上げた作品です。絵はまだまだ下手ですが、いいものを残そうと一生懸命さが出ています。これは去年大聖寺から売りに出たものを買い戻した作です。
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福島 武山
福島武山（1944－）
石川県金沢市生まれ、能美市在住
1963年 石川県立工業高校デザイン科卒業
1981年 日本伝統工芸展初入選
1999年 第23回全国伝統的工芸品公募展にて第1席グランプリ内閣総理大臣賞
2002年 第25回伝統九谷焼工芸展にて大賞、第27回にて優秀賞（同04年）
2015年 エルメス社時計文字盤（駒くらべ）制作 スイス・バーゼルにて発表
2016年 第1回三井ゴールデン匠賞
石川県文化功労賞
撮影＝川本聖哉【直近の展覧会スケジュール】
喜びの色「赤」 福島武山喜寿展
会期 2022.4.17～6.26
会場 緑ヶ丘美術館（奈良県）
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